エネテクの現場から

2016.06.06 電気設備工事事業

クラック検出機

6.6

 

先日、岐阜県の太陽光発電所でクラック検出機のデモンストレーションがありました。

クラックとは太陽光パネルに入る「ひび」のことで目視では確認することが出来ません。

また、モジュール内部のセルに入ったマイクロクラックが外気などのストレスに

さらさせる事で収縮を起こしズレが生じ、帯状の黒い線が浮き出てくる「スネイルトレイル」

の発生要因は主にクラックと言われております。

 

クラックで発電効率が急激に落ちることはありませんが、クラック⇒ホットスポットとなり

最悪火災に繋がることがあります。

海外では実際に重大な事故につながったケースが報告されており、米国UL認証には

パネルの難燃試験が加わっているそうです。

 

今回の検証結果ではクラック率が21%でスネイルトレイル未発症のクラックが69%ありました。

今後スネイルトレイルが発生してくることが考えられますので引き続き経過観察していきたいと思います。

 

今回デモンストレーションを開催して頂いた関係者の方々、ありがとうございました。

 

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