エネテクの現場から

2024.11.05 保安保守管理事業 その他

入社し4ケ月経過して思うこと。

こんにちは!
7月に入社した保安管理部関西の村上です。

私は、前職に37年勤めていました。
初めての転職で不安だらけでしたが、職場の雰囲気が良く働き甲斐があり、達成感もあり
転職して本当に良かったなと思っています。

さて、入社して3ケ月目で2回目の責任者としてお伺いした現場で経験したお話をします。

作業内容は、太陽電池発電所において使用前自己確認試験です。
この現場は4台のパワーコンディショナー(以下PCSとします)が設置されていました。
これから負荷試験および負荷遮断試験を実施するためにPCSの4台を起動させました。

しばらくするとPCSが発電開始した瞬間に
変電設備内の連携している漏電遮断器4台がすべて自動遮断されました。
『え?なんで?』と考えましたが、継電器は動作無く、絶縁抵抗測定も異常は無く、
他に目視点検をするも異常はありませんでした。

現場の主任技術者さまが漏電遮断器にて4台すべてに漏電表示が発生していることを発見しました。
そこで私は何気に漏電遮断器の感度電流を確認するも、30mAでかなり低い値であることに気が付きました。
PCSのメーカーさまに問い合わせするも推奨は200mAの感度電流である事を確認しました。

後日にてメーカーさまが推奨されている感度電流の漏電遮断器へ交換することとなりました。
なので当日はもちろん試験は出来ずに再訪問することとなりました。

私は前職で経験を積んでいたと思っていたので原因追及に対しては自信があったのですが、
電気主任技術さまのお力がなければ原因の発見まで迅速にできたかどうかは不明です。
まさに【天狗の鼻がへし折れました】。

しかも私は感度電流が30mAの漏電遮断器である事をPCS運転前に確認する事を考えもしませんでした。
幸い大きな事故にはならずに済みましたが、55歳にして改めて最初の確認が大事である事を痛感しました。

『初心を忘れず謙虚であれ』

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