JC-STAR制度と太陽光発電設備に求められる新たなセキュリティ基準と、オーナーが今準備すべきこと
NEW関東支社の吉岡です。
いつもエネテクブログを見ていただきましてありがとうございます。
本日は私も勉強中ではございますが、
来年から始まるJC-STAR制度について書かせていただきます。
太陽光発電設備は近年、遠隔監視や出力制御など、
通信機能を前提とした運用が一般化しております。
こうした状況を踏まえ、国は再エネ設備の安全性を確保するために
「JC-STAR制度」 を導入しました。
制度の内容は専門的で分かりづらい部分もありますが、
発電事業者様にとっては今後の機器選定に直結する重要な制度となります。
【JC-STAR制度とは】
JC-STAR制度は、IPA(情報処理推進機構)が運用するIoT機器のセキュリティ適合評価制度となります。
通信機能を持つ太陽光関連機器が、国の定めるセキュリティ基準を満たしているかを評価し、
基準をクリアした製品に「★(スター)」が付与されます。
対象となる主な機器は以下の通りです。
・パワーコンディショナ(PCS)
・蓄電池
・EMS(エネルギーマネジメントシステム)
・ゲートウェイ・通信ユニット
太陽光設備がインターネットにつながる時代になったことで、
サイバー攻撃のリスクが高まっていることが制度化の背景のようです。
■ 適用開始時期
制度は段階的に適用されますが、2027年4月以降
▶高圧の新規系統連系でJC-STAR★1が必須となります。
次に2027年10月以降:低圧(50kW未満)にも適用開始となる。
つまり、これから新規で太陽光発電設備を設置する場合、
JC-STAR★1を取得した機器を使用しなければ連系できない ということになります…
※既存設備については、現時点では交換義務は無いようです。
■発電事業者様にとっての影響
・機器選定の基準が変わる
▶価格・性能だけでなく、セキュリティ適合性 が必須条件になります。
・一部の海外製PCSは選択肢から外れる可能性
▶認証を取得していない製品は、新規案件で使用できません。
・将来的な機器交換時に影響が出る可能性
既存設備はそのまま使用できますが、PCS交換のタイミングで制度の影響を受ける可能性があります。
今PCSの故障が多いのでどうなるのかとても不安でなりません…
・遠隔監視装置の更新需要が増える
通信機器全般が対象となるため、今後は監視装置の見直しが必要になるケースも想定されます。
■今、準備しておくべきこと
制度開始は2027年ですが、早めに確認しておくこと
・現在使用しているPCSのメーカー・型式の把握
・将来の交換時期の目安
・遠隔監視装置の通信方式
・新規増設・リプレースの予定があるかどうか
特にPCS交換が近い設備は、「どの機器がJC-STARに対応しているか」 を
早めに確認してされておくと良いと思います。

◆まとめ
・JC-STAR制度は太陽光設備の通信セキュリティを評価する国の制度
・2027年以降の新規連系では★1取得製品が必須
・機器選定・交換計画・監視装置に影響
制度は複雑に見えますが、ようは「安全な機器を使うことで、電力インフラを守る」という
シンプルな目的のためできた制度となります。
もし制度についての不明な点、機器交換、リパワリング検討などがございましたら
最適な提案をさせていただきます。その際はエネテクまでお問合せください。





