エネテクの現場から

2022.10.13 電気設備工事事業

高圧受変電設備(キュービクル)撤去について

こんにちは。建設営業部の満留です。

お客様より高圧受変電設備の撤去のご依頼があり訪問してきました。

受変電設備を撤去するにあたり、事前に変圧器に入っている絶縁油の成分分析をしなければ廃棄処分ができません。
古い変圧器やコンデンサの絶縁油にはポリ塩化ビフェニル(PCB)といった有害物質が含まれている場合があります。
もしPCBが基準値以上含まれていた場合、一般産業廃棄物として処分ができないため専門業者に運搬・廃棄をお願いしなければなりません。

通常は年次点検などの停電時に採油を行うのですが今回のこちらの設備は現在使用しておらず電気が来ておりませんでしたので
変圧器の蓋を開け絶縁油の採油は安心して行えました。

絶縁油を採油後、分析機関へ郵送し結果がでるまで約2週間

結果は基準値以下という事で一般産業廃棄物として処分できる事になりました。

もし低濃度PCBが基準値以上含まれていた場合には期限までに処分しなければなりません。
(低濃度PCB廃棄物の処分期限は令和9年3月31日)

現在お使いの高圧受変電設備にある変圧器のPCB分析は終わっていますでしょうか。
採油のタイミングは停電時(年次点検等)しかございません。

処分期限まで約4年半ありますが、早めにご確認される事をオススメ致します。

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