エネテクの現場から

2022.01.05 電気設備工事事業 再生可能エネルギー事業

落雷

明けましておめでとうございます。

関東支店の野口です。

本年も宜しくお願い致します。

 

年始早々ですが、太陽光発電所での落雷の記事をお届けいたします。

昨年末、弊社で保守管理させて頂いている発電所の主任技術者様から、「発電所に落雷があったようだ」との連絡を受け、早速現場へ急行しました。

事前に広範囲に渡るダメージがありそうだとのことでしたので、ドローンも持参して、まずは落雷の影響の範囲を確認しました。

下記の写真でもホットスポットがくっきりとわかるかと思いますが、ダメージを受けたパネルは、内部断線などの影響もあり高熱になっておりました。

↓ドローンでのIR(サーモグラフィー)での撮影写真

パネル表面にも、焦げて茶色くなっている部分が見られました。

パネルの裏側を見ると、ホットスポットが出ている箇所の多数のジャンクションBOX(パネルの電気が集まる場所)は、通常は平らなはずが、年末なのに(!?)お餅を焼いたような巨大な膨張が見られました。

更に、パネルの電気が集約される接続箱内においては、

爆破されたかのような断線があり、ヒューズBOXが焦げて融け落ちておりました。

今回の落雷の衝撃のすごさがわかるかと思います。

このままむき出しの状況では危険なので、絶縁処理と応急の安全措置をとりました。

このように、たびたび発電所には落雷がありますが、目で見てわかる範囲だけの点検では、実際の落雷が及ぼした正確な損害の範囲はわかりません。

弊社では、ドローンの他、最新の点検機器を駆使して、落雷の範囲を特定する作業も可能です。

もし落雷の被害が疑われたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。

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