遠隔監視装置&メンテナンスの重要性を改めて痛感!
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O&M事業本部 関東オペレーションセンターの相原です。
先日、新規のお客様から
「所有している発電所のうち、低圧発電所の先月の売電額が0円だったので点検に入ってほしい」とお問い合わせが入りました。
売電額が0円だったということは、主幹ブレーカーが開放状態にあるか…。
もしくは盗難被害に遭ってしまったか…。と、考えられる原因を想像しながら弊社ソラパトスタッフが現地に向かいました。
現地に到着するとCT二次側と集電箱~PCS間のケーブル切断箇所が確認されました。
盗難被害に遭ってしまったために、売電額が0円になってしまっていたのです。
ソラパトスタッフが警察を呼び現場検証が行われました。この地域では盗難被害が相次いでいるようです。
また、こちらの発電所は低圧が複数区画隣接しているのですが、
隣の区画も盗難被害に遭ったようで、既に電力会社による安全措置が行われておりました。
遠隔監視装置が設置されていれば、直ぐにPCS停止に気が付くことができ、売電損失も最小限に抑えることが出来たでしょう。
現場検証完了後、安全のため交流ブレーカーを開放するために集電箱を開けてさらにビックリ。
集電箱内に蜂の巣がたくさんありました。蜂が中にいなかったのは幸いです。
連系後8年間、メンテナンスを全く実施されていなかったようでパテの劣化が見受けられました。
劣化した部分から蜂が入り込み、巣を作ったと推測されます。
これがもし蜂ではなく、小動物だったとしたら、ケーブルの被覆を食い破られ、短絡し、最悪の場合火災に繋がっていた恐れもあります。
参考資料:「ネズミが配管のパテを食い破り、接続箱に頻繁に“出入り”」(日経BP)
ソラパトスタッフは、定期点検時にパテが劣化しているのを検出した場合はその場で補修作業を行います。
今回の現場を通じで、遠隔監視装置とメンテナンスの重要性を改めて痛感しました。
なお、お客様からは復旧工事・遠隔監視装置の設置・メンテナンス・除草作業を依頼されており、今後弊社で管理させて頂くことになりました。
太陽光発電所のことは、是非エネテク(ソラパト)にお任せ下さい!