エネテクの現場から

2023.03.23 保安保守管理事業 再生可能エネルギー事業

太陽光発電所の落雷調査

関東支店の野口です。
エネテクブログをご覧いただきありがとうございます。

最近ドローン点検を多く行うようになり、
過去に見つからなかった太陽光発電所への落雷被害が見つかることが増えて来ました。

外観上は問題無くても、パネルの内部にのみ落雷被害が発生することがあり、
ドローンのサーモグラフィー点検で検出されます。

(左)IR(サーモグラフィー)と(右)ドローンの可視画像の同時撮影

落雷被害を受けたパネルは、ホットスポットの温度分布がまだら模様のように検出され、
それがダメージのあった回路構成と同じように分布することが特徴です。

落雷が確認された場合、一般的には保険を適用するのですが、ドローンの画像だけでは保険適用ができにくいため、
弊社ではEL検査で、更なる詳細な被害状況の分析を行います。

EL検査の良品(不具合無し)

落雷による内部欠損あり

今回の発電所は、過去に1度落雷被害があったのですが、
今回また2度目の落雷被害があったのでは?との内容で検査を行いました。

落雷の頻度が多い発電所は、地形的に落雷が起こりやすい場所に立地している可能性が高く、
定期的な点検を実施しないと、パネルの劣化を見落としてしまう可能性があります。

過積載の発電所が多くなったため、発電量低下の観点から見落としがちな被害なので、
気になる方はぜひ一度エネテクのドローン点検をいかがでしょうか?

ページ上部へ