エネテクの現場から

2022.05.31 保安保守管理事業

使用前自己確認 全高圧(50kW以上)に拡大!?

皆さんこんにちは! 関東支店の吉岡です。

本日は高圧500kW以上の太陽光発電所を稼働させる為に必要な試験、
使用前自己確認(自主確認)について書かせて頂きます。

電気不足の今、太陽光発電はこれまで以上に注目されており、多くの太陽光発電所が今もなお作られています。

出力500kW以上の発電所は使用前自己確認という経済産業省が定めた試験を実施し
保安監督部に安全な設備と承認されなければ稼働できないルールとなっております。

※画像に記載のある試験実施及び保安監督部への届け出が必要です。
【内容】使用前自己確認点検(直流側 設備側試験)
【試験項目】
外観検査
接地抵抗測定
絶縁抵抗測定
絶縁耐力試験(夜間耐圧試験)※直列枚数×解放電圧=750v以上発生
保護装置試験
遮断器関係試験
総合インターロック試験
制御電源喪失試験
負荷遮断試験
遠隔監視制御試験
負荷試験(出力試験)

【構造物に関する試験】
  地盤調査資料、架台の強度計算資料、杭の引抜、押込、水平、強度試験

弊社はこの試験制度が始まった当初から取り組みさせて頂いていますので
経験豊富でございますが、電気の専門知識が必要となります。

さてここからが本題なのですが、500kW以上の発電所での使用前自己確認でも発電事業者様の悩みの種であるこの制度ですが、
22年度内に50kW以上も使用前自己確認の対象になるのではという情報が入っております。

もちろんそうなると電気事業法を改正する必要がありますので、すぐではないかもしれませんが…
ちなみに去年から噂がありましたが、いよいよ動き出すって感じです。

今後も増えていく太陽光発電所の工事ですが、その件数に比例し使用前自己確認でお困りのお客様も増えていきそうですね。

そういったお客様のニーズにお応えできるようエネテクは今から体制強化を図っていきます。

4月より関西支店(兵庫県西宮)に保安法人を立ち上げました。
現在 愛知県、埼玉県、兵庫県と保安法人を取らせて頂いております。
なお 使用前自己確認、耐圧試験などは全国どこでも対応可能です!

使用前自己確認、使用前自主検査で何かお困り事がございましたら
エネテク吉岡までご相談ください。

令和5年(2023年)3月20日に施行される小出力発電設備に係る新制度により
新設の太陽電池発電設備(10kW以上2,000kW未満)が使用前自己確認の対象となりました。

▶詳しくはこちら
令和4年度小出力発電設備等保安力向上総合支援事業」経済産業省

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