エネテクの現場から

2022.03.10 BCP対策

BCP対策は、事前計画が全て

関東 建設事業部の田中です。

最初の訪問から、足かけ4年。
苦労の甲斐あり、社会福祉法人 敬和会「まほろばの里」さまのBCP対策用LPG発電機の設置工事が完了しました。

 

まさに、お客様との二人三脚で進めたプロジェクト。

最初に、お邪魔したときには、災害時に電源が欲しいエリアについて打ち合わせ。
発電機容量選定時、思ったよりも大容量の発電機になったり、発電機複数台導入する計画になったりの紆余曲折を経て、第一段階のお見積提示へ。

その後、災害時、本当に、そんなに多くの部屋や機能が必要かを再検討し、内容を厳選した結果、今回の計画に至りました。

今回の計画は
①入居者さまの個室は最低限、災害時には人が多く集まることができる大広間の電源を活かすことで電源容量を縮小化する。

②最低限の医療行為を行うため医務室系電源を活かす。

③入居者様情報など、災害時にもアクセスするため、ナースステーションの電源確保。
ができる設計となっています。

 

また、最も災害に強いといわれるLPガスを燃料に採用。LPガスの供給設備とセットで導入させて頂きました。

ディーゼル発電機はタンクが小さく、72時間の運転継続ができない。そんな悩みもあるのではないでしょうか。

今回は1tバルクを導入したため、72時間以上、発電機稼働をアシストできる設計です。 更に、寒い栃木に設置したので極寒期に発電機が稼働しても、LPガスの気化をバックアップするようBAiO(強制気化)式バルク貯槽を導入。

BCP用発電機なので、万一にも停止しないための工夫もたくさん。

「電気設備工事業」に加え「特定液化石油工事業」の看板を持つエネテクならではの強みです。

 

さて、本題に戻りますが、BCP(事業継続計画)の基本は、事業の継続・早期復旧です。

当然、災害時に100%の事業を継続できるわけではないので、ある程度の割り切りが必要です。

手を広げる(今回の例であれば発電機容量を大きくすること)ことは簡単ですが、当然、コストも甚大となります。

お客様との対話を重ね、最終的には「災害時に本当に欲しい機能の維持」を厳選し、今回の計画に至りました。

しかも補助金というアシスト付き!

 

BCP対策は、事前の計画がキモとなります。

 

現場調査→計画のお手伝い→補助金申請のお手伝い→設計→発電機設置・電気設備工事・ガス設備工事→官公庁届出書類作成→試運転・取扱い説明など、全ての工程をワンストップで対応します。

BCP対策に困ったら「エネテク」まで!

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